耐久性、絶縁性に優れた夢の素材「DLC」
ナノテクや新素材の分野では、「DLC」というキーワードが注目を集めています。
これは「Diamond Like Carbon」(ダイヤモンドライクカーボン)の略、すなわちダイヤモンドとグラファイトの結合による高硬度炭素薄膜のこと。DLCは、ダイヤモンドに匹敵する硬度をを持ち、低摩擦係数、耐摩耗性、絶縁性、耐薬品性、ガスバリア性にも優れた理想的な膜なのです。
自動車エンジン部品や電子機器のコーディングからペットボトルまで、DLCは幅広い用途で活用されています。

DLC成膜を1/3のコストで実現する新技術を確立
すぐれた特性を備えたDLCですが、従来の製法ではコストがかかりすぎるのが難点でした。
中川製作所では愛知教育大学の野田名誉教授、三重大学の鈴木教授と共同開発を行い、従来の1/3のコストでDLCを成膜出来る技術を確立しました。
このパルス放電プラズマCVD方式でDLCを成膜し、従来よりも大幅に耐久性の向上した紡績針製品を紡績各社様に提供してまいります。
さらに、この技術によって、金型の耐久性や離型性を向上させることも可能です。
今後は、DLC技術をさらに発展させ、樹脂形成金型への成膜技術および成膜装置の開発を目指します。